3.生活保護の要旨

生活保護の要旨 3.生活保護の要旨

 生活保護とは、さまざまな事情により生活に困窮し、自分の力や利用できる制度を活用してもなお最低限度の生活を維持できない方に対し、国が必要な保護を行う制度です。憲法第25条の理念に基づき、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。

 制度の要旨は、「最低生活の保障」と「自立の支援」の二つにあります。単に生活費を給付するだけでなく、生活状況に応じて医療、住宅、教育、介護など必要な扶助を行い、再び自立した生活を送ることができるよう支援する点に特徴があります。

 生活保護は、あくまで最後のセーフティネットです。資産や能力、他の社会保障制度の活用、扶養の可能性などを総合的に検討したうえで、それでもなお生活が困難な場合に適用されます。しかし、要件を満たす限り、誰もが等しく利用できる権利であり、特別な制度ではありません。

 制度の正しい理解は、不安や誤解を解消し、必要なときに適切な支援へとつながる第一歩となります。生活保護の要旨を知ることは、自らの生活を守るための重要な知識といえるでしょう。

3.生活保護の要旨

3-1.生活扶助とは|基準額・加算・級地制と支給内容をわかりやすく解説

生活保護の支給内容の一つ「生活扶助」。生活保護の中で一番大切で基本的なものとなります。そういった生活扶助の算定方法を紹介しています。
3.生活保護の要旨

3-2.教育扶助とは|義務教育に必要な学用品・給食費の支給内容を解説

教育扶助とは 教育扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、次に掲げる事項の範囲内において行われます(生活保護法第13条)。① 義務教育に伴って必要な教科書その他の学用品② 義務教育に伴って必要な通学用品③ 学校給...
3.生活保護の要旨

3-3.住宅扶助とは|家賃の上限額・支給要件・敷金等の取扱いを解説

住宅扶助とは 住宅扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、次に掲げる事項の範囲内において行われます(生活保護法14条)① 住居② 保守その他住宅の維持のため必要なもの 住宅扶助の対象となるのは、①住居の確保と②住...
3.生活保護の要旨

3-4.医療扶助とは|支給内容・医療券・現物給付の仕組みを解説

医療扶助とは 医療扶助は、困窮のために最低限度の生活を維持することのできないものに対して、次に掲げる事項の範囲内において行われます(生活保護法第15条)① 診察② 薬剤又は治療材料③ 医学的処置、手術及びその他の治療並びに施術④ 居宅におけ...
3.生活保護の要旨

3-5.介護扶助とは|支給対象・給付内容・介護保険との関係を解説

介護扶助とは 介護扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない「要介護者」に対して、次の①から④まで及び⑧に掲げる事項の範囲内において行われ、困窮のため最低限度の生活を維持することができない「要支援者」に対して、次の⑤から⑧まで...
3.生活保護の要旨

3-6.出産扶助とは|支給範囲・給付方法・基準額をわかりやすく解説

主産扶助とは 出産扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、次に掲げる事項の範囲何において行われます(生活保護法第16条)。①分べんの介助②分べん前又は分べん後の処置③脱脂綿、ガーゼその他の衛生材料 通常の分べん(...
3.生活保護の要旨

3-7.生業扶助とは|支給要件・給付内容・基準額をわかりやすく解説

生業扶助とは 生業扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者又はそのおそれのある者に対して、次に掲げる事項の範囲内において行われます。 ただし、これによって、その収入を増加させ、またその自立を助長することのできる見込みのある...
3.生活保護の要旨

3-8.葬祭扶助とは|支給要件・給付方法・基準額(級地別)の仕組みを解説

葬祭扶助とは 葬祭扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、次に掲げる事項の範囲内において行われます。(生活保護法第18条1項)① 検案② 死体の運搬③ 火災又は埋葬④ 納骨その他葬祭のために必要なもの①の「検案」...
3.生活保護の要旨

3-9.生活保護の保護施設とは|5種類の施設と設置基準・義務を解説

保護施設の種類 生活保護の保護施設には、次の5種類の施設があります(生活保護法第38条1項)。① 救護施設② 更生施設③ 医療保護施設④ 授産施設⑤ 宿所提供施設 各保護施設の内容は次の通りです(生活保護法第38条2項~6項)。① 救護施設...