貧困って具体的にどんなもの?
Q1. そもそも「貧困」って何ですか?
A.
「貧困」とは、お金や生活に必要なものが足りず、普通の生活ができない状態のことです。
ただし、「どこからが貧困なのか」は一つではなく、いくつかの考え方があります。
たとえば「絶対的貧困」と「相対的貧困」という考え方があります。
Q2. 「絶対的貧困」って何ですか?
A.
「絶対的貧困」とは、生きていくために必要なものが足りない状態のことです。
例えば、
・食べ物がなくてお腹がすいている
・安全に寝る場所がない
・最低限の服や水も手に入らない
このように、「生きること」そのものが難しい状態をいいます。
あまり、日本では少ないかもしれませんが、世界の中には、今でもこのような状況で生活している人がいます。
Q3. 「相対的貧困」って何ですか?
A.
「相対的貧困」とは、まわりの人と比べて生活が苦しい状態のことです。
例えば日本では、
・友達が持っている学用品やスマホが買えない
・修学旅行や部活動に参加できない
・習い事や塾に行けない
といった理由で、学校生活や人間関係に影響が出ることがあります。
命に関わるほどではなくても、近隣の人々と比べて「社会の中で普通に生活できない状態」が相対的貧困です。
Q4. 日本ではどちらの貧困が問題になっていますか?
A.
日本では「相対的貧困」が大きな問題になっています。
見た目には普通に生活しているように見えても、
・収入が少ない
・教育の機会が少ない
・将来の選択肢が限られる
といった問題を抱えている人が多くいます。
そのため、日本の貧困を考えるときは「相対的貧困」を理解することがとても大切です。
Q5. 貧困はお金だけの問題ですか?
A.
いいえ、貧困はお金だけの問題ではありません。
たしかに、収入が少ないことは大きな原因ですが、それだけではありません。
Q6. 「物質的な貧困」とは何ですか?
A.
「物質的な貧困」とは、お金や物が足りない状態のことです。
例えば、
・生活費が足りない
・必要な物が買えない
・安定した収入がない
といった、目に見える問題です。
Q7. 「非物質的な貧困」とは何ですか?
A.
「非物質的な貧困」とは、人との関係や心の問題に関係する貧困です。
例えば、
・周りから見下される(差別・偏見)
・恥ずかしい思いをする
・自信をなくす
・社会から孤立する
このように、人としての尊厳(大切にされる気持ち)が傷つく状態をいいます。
Q8. なぜ「非物質的な貧困」も大切なのですか?
A.
人はお金だけで生きているわけではないからです。
たとえ最低限の生活ができていても、
・人とのつながりがない
・自分には価値がないと思ってしまう
・社会に参加できない
といった状態では、幸せに生きることは難しくなります。
そのため、貧困は「お金」と「人との関係」の両方から考える必要があります。
Q9. まとめるとどういうことですか?
A.
貧困には大きく分けて次の4つの視点があります。
・絶対的貧困:生きるために必要なものがない
・相対的貧困:周りと比べて生活が苦しい
・物質的貧困:お金や物が足りない
・非物質的貧困:人との関係や心の問題
つまり、貧困とは「お金がないこと」だけではなく、
人らしく生きることが難しい状態全体を指します。

