6-4.相対的貧困率の推移とは|日本の貧困の割合・貧困線・ひとり親世帯の現状をわかりやすく解説

6.生活保護の一問一答集

相対的貧困率の推移

Q1. 相対的貧困率とは何ですか?

A.
相対的貧困率とは、
社会の中で見て、生活が苦しい人の割合」を表す数字です。

つまり、「どれくらいの人が貧困状態にあるのか」を知るための目安です。

Q2. どうやって決めているのですか?

A.
まず、「貧困線(ひんこんせん)」という基準を決めます。

この基準は、
みんなの収入の真ん中(中央値)の半分で決められます。

その基準よりも収入が低い人を「貧困状態」と考えます。

Q3. 「中央値」って何ですか?

A.
中央値とは、収入が低い人から順に並べたときの「ちょうど真ん中の人の収入」です。

平均とは違い、極端に高い人や低い人の影響を受けにくいのが特徴です。

Q4. 日本の貧困線はいくらくらいですか?

A.
2021年の場合、
・中央値:年収が約254万円
・貧困線:年収が約127万円

となっています。

つまり、1人あたり年間127万円未満の人が貧困とされる目安になります。

Q5. 相対的貧困率はどのくらいですか?

A.
2021年の日本では、
15.4%(およそ6〜7人に1人)が貧困状態とされています。

かなり多いと感じる人も多い数字です。

Q6. 昔と比べて増えているのですか?

A.
1985年からのデータを見ると、
年ごとに上下はあるものの、全体としては少しずつ増えている傾向があります。

つまり、日本でも貧困は大きな問題になり続けています。

Q7. 子どもの貧困はどうなっていますか?

A.
子どもの貧困率(国の平均的な所得の半分未満で生活している家庭の子どもの割合)は、2021年で11.5%です。

前回(2018年)よりは少し改善していますが、
それでも多くの子どもが貧困状態にあることがわかります。

Q8. 特に問題になっている家庭はありますか?

A.
はい、特に問題なのがひとり親世帯です。

子どもがいる家庭の中でも、
親が1人だけの家庭では、収入が不安定になりやすく、
貧困に陥るリスクが高くなります。

Q9. ひとり親世帯の貧困率はどのくらいですか?

A.
2021年では、44.5%(ほぼ2人に1人)が貧困状態です。

以前よりは少し改善していますが、
全体の平均(15.4%)と比べると、かなり高い数字です。

Q10. なぜひとり親世帯は大変なのですか?

A.
主な理由は、

働ける人が1人しかいない
子育てと仕事の両立が大変
安定した仕事に就きにくい

といった点です。

そのため、収入が少なくなりやすく、生活が苦しくなりがちです。

Q11. まとめるとどういうことですか?

A.
相対的貧困率からわかるポイントは次のとおりです。

日本では約6〜7人に1人が貧困状態
長い目で見ると、やや増加傾向
子どもの貧困も大きな問題
特にひとり親世帯は非常に厳しい状況

つまり、貧困は一部の問題ではなく、
社会全体で考えるべき重要な課題といえます。