6-12.生活保護の補足性とは何か|資産・能力・他制度の活用ルールをわかりやすく解説

6.生活保護の一問一答集

生活保護制度とは?資産・能力・他法他施策の活用(保護の補足性)

Q1. 「保護の補足性」とは何ですか?

A.
生活保護では、いきなり支給されるのではなく、

使えるものは先に使う
それでも足りない分を補う

という考え方です。

これを「保護の補足性」といいます。

Q2. 具体的に何を先に使うのですか?

A.
大きく3つあります。

① 資産
② 能力(働く力)
③ 他の制度(年金など)

① 資産の活用

Q3. 資産とは何ですか?

A.
お金に変えられるものすべてです。

例えば、
・現金、預貯金
・株などの有価証券
・土地や家
・車や高価な持ち物

Q4. すべて処分しないとダメですか?

A.
原則はそうですが、例外もあります。

生活に必要なものは持ってOK

例えば、
・処分してもほとんどお金にならないもの
・一般家庭でも普通に持っているもの

このような場合は保有が認められます

(目安:地域の約70%が持っているかどうか)

② 能力(稼働能力)の活用

Q5. 働ける人はどうなりますか?

A.
👉 働く力がある人は、その力を使うことが条件になります。

これを「稼働能力の活用」といいます。

Q6. ただ働けばいいのですか?

A.
いいえ、もう少し丁寧に考えます。

判断は主に3つの視点です。

・働ける健康状態か
・仕事の機会があるか
・実際に働く意思があるか

Q7. なぜ働くことが重要なのですか?

A.
理由は2つあります。

① 収入を得て生活を安定させるため
② 社会とのつながりを保つため

👉 働くことは「お金」だけでなく
 生きがい・社会参加の意味もあります。

③ 他法・他施策の活用

Q8. 他法・他施策とは何ですか?

A.
生活保護以外の支援制度のことです。

例えば、
・年金
・失業保険
・児童手当
・障害福祉サービス

Q9. なぜ先に使う必要があるのですか?

A.
👉 使える制度は先に使うのがルールだからです。

生活保護は
👉 最後のセーフティネット(最後の手段)

という位置づけです。

Q10. まとめ

A.
保護の補足性のポイントは次の通りです。

・資産はまず活用する
・働けるなら働く
・他の制度を先に使う

👉それでも生活できない場合に
不足分を生活保護で補う仕組みです。