生活保護の動向
Q1. 生活保護の人数はどのくらいですか?
A.
厚生労働省の調査によると、2022年度では、
・受給者数:約202万人
・世帯数:約164万世帯
となっています。
つまり、日本では多くの人が生活保護に支えられていることがわかります。
Q2. 保護率とは何ですか?
A.
保護率とは、
国民の中で生活保護を受けている人の割合のことです。
2022年度は1.62%で、
およそ100人に1〜2人が受給している計算になります。
Q3. 生活保護を受ける人数は増えているのですか?減っているのですか?
A.
大きな流れとしては、
・2008年のリーマンショック後 → 大きく増加
・2015年ごろ以降 → やや減少
となっています。
ただし、急激に減っているわけではなく、
今も多くの人が利用している状況です。
Q4. どんな世帯が多いのですか?
A.
一番多いのは高齢者の世帯です。
2022年度では、
・約90万世帯
・全体の約55%
と、半分以上を占めています。
つまり、生活保護は高齢者の支えとしての役割が大きいといえます。
Q5. 年齢で見るとどうなっていますか?
A.
60歳以上の人が約6割(59.9%)を占めています。
このことからも、
生活保護を受けている人の高齢化が進んでいることがわかります。
Q6. 高齢者以外ではどんな人がいますか?
A.
「その他の世帯」と呼ばれる人たちもいます。
これは、
・失業している人
・働けない事情がある人
などが含まれます。
リーマンショック後に増え、その後も一定数で推移しています。
Q7. 他に特徴はありますか?
A.
主な特徴は次のとおりです。
・一人暮らし(単身世帯)が多い
・受給期間が長くなる人が多い
つまり、一度生活保護になると、
そこから抜け出すのが難しいケースが多いということです。
Q8. なぜ抜け出すのが難しいのですか?
A.
理由としては、
・高齢で働けない
・病気や障がいがある
・安定した仕事に就けない
といった問題があります。
そのため、収入を増やすことが難しく、
生活保護に頼らざるを得ない状態が続きやすくなります。
Q9. 今後の課題は何ですか?
A.
大きな課題は、
どうやって「自立」を支援していくかです。
ただ支えるだけでなく、
・働ける人には仕事の支援
・高齢者や障がい者には生活支援
など、一人ひとりに合ったサポートが必要になります。
Q10. まとめるとどういうことですか?
A.
生活保護の動向のポイントは次のとおりです。
・約200万人が生活保護を受給している
・リーマンショック後に増加し、その後はやや減少
・高齢者世帯が半数以上を占める
・単身世帯が多く、長期化しやすい
・自立支援が大きな課題となっている
つまり、生活保護は
高齢化社会の中でますます重要になる制度といえます。


